2012年02月25日
ベンツE430
現行ベンツE430が入庫しました・・・・・
大きな車ですが、包み込まれるようなシートに乗ると余裕を持ってハンドルを握れます。
けして急加速や急ブレーキ、イライラ運転などしません。
うっかりミスも少なくなり、結果あまり事故率は高くないはずです。
でも昨年左側を修理して、今回は運転席側。
リヤフェンダーの鉄板がちぎれるほどの損傷・・・・
何処で当てたのか聞きませんでしたが、かなり狭い所を通り抜けようとしたのでしょうか。
1000万円以上する車ですので、当然のように車両保険に入っています。
修理金額の大きさは問題はありませんが、リヤフェンダーの交換で悩みました。
ネジ止めのリヤドアは交換で問題ありませんが、問題はリヤフェンダー。
ドアを開けると本革張りの豪華なシート、相当高そうです。
溶接作業があるので、このシートや内張りなどの火に弱い物などはすべて取り外さなければなりません。
何よりもリヤフェンダー交換となれば車両価値も下がります。
考えた末、リヤフェンダーは交換せず、修理することにしました。
2箇所切れてるうちの上側は剥がれたかけらが残っているので、戻していきます。
そして丁寧に溶接します。

下側のちぎれは最初に周りを形を整えてから、別の鉄板を穴の大きさに切り、貼り付けて溶接。
他の箇所は引っ張り修正、写真は板金終了時のもの。
次の作業は右リヤドアの交換です。
内張りを外すとこの形、ゴルフなどもそうですが内側のパネルに一切の部品が取り付けてあります。
しかもリベットで止めてあるので簡単には外れません。
アウターハンドルは長い菊型レンチが必須なので、とりあえずチゼルで切開して外します。
取付に必要なので、この後工具屋さんで買ってきました。
ガラスやメッキ類、電装品、ゴム類などをドアから外してからドアパネルを外します。
その間にリヤフェンダーをパテで仕上げ、下塗り塗装までします。
ドアパネルは取付前に内側を仕上げておきます。
下塗りをしたドアを取り付けた所です。
この後、塗装ブースで仕上げ塗装をします。
途中省略で、バンパーなども取り付け、仕上がった写真です。
完成後の前側からの写真です。
こうして写真を並べると、スムースな感じですが、とても神経を使う作業でした。
ようやくオーナーに胸を張って渡すことができ、ホッとしています。
オマケ
どちらが真似したのか、某国産メーカーの前周りにソックリです。
2012年02月01日
アルファードのリヤフェンダー修理
アルファードの右の後ろの板金塗装です
運転席から後ろを「右見て左見て・・・」でも年配の人にとってはもうひとひねり足りなかった?
右のリヤフェンダーの角とリヤゲートの境目のあたり、かなり押しこまれています。
「出来ればリヤフェンダーの交換をしないで修理をして下さい。」との希望でした。
「一応やってみますけど、出来なければ交換になります」と説明して作業開始です。
バンパーやテールランプなどを外すと、予想通り内部まで凹んでます。
引っ張って復元できるようなところではないので
板金作業が出来るようにパネルを剥がすことにしました。
ランプを取り付けているパネルを外す作業です。
スポット溶接してある所をドリルで削り取ります。
この車のスポット溶接は5~6ミリ
その部分に狙いを定めて6ミリのドリルで穴を開け溶接を剥がします。
スポット箇所をすべてドリルした後、パネルの隙間にタガネを入れて剥がします。
ランプパネルを外した所。
正確にドリルしないとこのようにはがれません、1ミリずれても剥がれずちぎれて変形します。
かなり気を使う場面です。
今回はランプパネルの下側の部品も凹んでいたので同時作業で交換です。
実はランプパネル単独では交換できません。
なぜならば、ランプパネルは内側に付くので、入らないのです。
同時交換した下のパネル側から差し込んで所定の位置に合わせます。
ランプパネルを外したのである程度板金しやすくなっています。
正確に潰れた所を元に戻すため、この写真は反対側、左の曲面を計っています。
この道具の正確な名前は判りませんが、アール定規です(針の先が動いて曲面を計ります。
右側を板金しながら、この定規を当てることによって、右側との差異を目で確認
さらに正確に復元作業をします。
新しいパネル(黒の部品)を溶接で取り付けていきます。
ドリルで穴を開けた所を塞ぐように下側の新しいパネルに溶接して仕上げます。
溶接する前から何回もランプを仮付けしながら、調整します。
この写真は板金完了後の最終チェックです。
パテで表面を滑らかになるように仕上げていきます。
パテ作業の後、継ぎ目をシーラーで目止めをします。
水漏れ防止と隙間のサビ防止が主な目的です。
塗装作業が完了です。
今回はバックドアも交換となりました。
塗装の磨き仕上げをして、新品バンパーやテールランプを取付して完了です。
この後内部の清掃、ランプなどの確認をして、洗車ですべての作業完了です。
非常に苦労しましたがやりがいのある作業でした。