2011年09月26日
死角に入った
いつも何かあると来てくれるお客様。
ポールに当ててしまったそうです。
バックする時は運転席から左後を見て右から見て、また念の為首を振って左を確認。
さあバックと言う時、ドシーンとガラスの割れる大きな音にビックリ。
この位置は右ハンドルの運転席の真後ろ。
注意を払ったつもりでも、歳と共に動きが悪くなっていると反省してました。
バックドア、リヤガラス、リヤバンパーとその内部まで損傷が及んでます。
実はバックギアはローギヤよりギヤ比が大きく、それだけ力も強くなります。
完成写真 ドアは中古とバンパーは修理で作業しましたが新品と比べても遜色はありません
自損事故で保険対応でなく自費なのでお安くとの依頼です。
バックドアはガラスが付くので、ガラス付きの中古を使うと相当減額できます。
リヤバンパーは修理して、その内部も板金作業。
交換と板金作業の後、修理個所は全て塗装して完成です。
代車に乗っていただきましたので、納車せず来店していただきました。
差し入れまでいただき、ありがとうございました。
2011年08月14日
遠方のお客様
ベンツE350の左後ドアとタイヤハウスの損傷。
前回、プリウスの修理で左後ろは見えずらいので、代替え時は注意と書いたばかりですが、
同じような所で今回は少し傷が大きい、ホイルまで傷になっています。
左リヤホイルハウスの板金と左リヤドアの傷修正、ステップカバー交換が主な作業。
右はタイヤハウスの板金終了したところ。
ホイルまで交換して、20万円オーバーの仕事、勿論車両保険適応です。
この車は品川ナンバー、2.3年に一度は来店していただけるお得意様ですが。
品川ナンバーですので東京から来てくれます。
今回は完成をお知らせすると、新幹線で来てくれました。 ありがとうございます。
2011年06月20日
ティーダの修理
リヤタイヤハウスをブロックにガッツリ擦った日産ティーダが入ってきました。
この部分はパネルが二重になっていて、そのままでは板金できません。
昔はパネルを切り取って板金してまた溶接で戻したり、
インナーパネルを切り取って、手が入る状態にして板金し外したインナーを溶接したりしていました。
今は内側から押すのでなく、外から引っ張ります。
凹んだ所を通電しやすいように鉄板をむき出しにサンダーがけします。
角の部分に引っ張り専用ワッシャを5㎜間隔で熔植していきます。
引っ張り用フックをワッシャの間に当て、
長い丸棒(ドライバー)を通し引っ張る準備をします。
まだ凹んだままの状態が確認出来ます。
フックを引っ張り専用のスライドハンマーで一気に衝撃を与えながら引っ張ります。
数回に分けて引き、ラインが元の位置に戻るまで引っ張ります。
この状態でほぼドアとの隙間のラインが戻っているのが確認出来ます。
ワッシャを外すと綺麗に戻っているのがよく解ります。
その後、パテを引き、滑らかに整えます。
下塗りをスプレーして、細かい傷を消す修正パテで上塗り準備完了の写真。
完成した写真です。
何事もなかったかのように綺麗に仕上がりました。
当店では丁寧な作業を心がけています
パテをごっそり盛って簡単に仕上げると、
年月と共に塗装面のトラブルの元凶となります。
何事もなかったかのように綺麗に仕上がりました。
当店では丁寧な作業を心がけています
パテをごっそり盛って簡単に仕上げると、
年月と共に塗装面のトラブルの元凶となります。
2011年06月16日
ニコット完成
スバルプレオニコット、前回の続きです。
数年前、まだこの車が新しい頃、一度板金塗装で修理して久々の入庫でした。
ボデー色の黄色が褪せて、前後バンパーは傷だらけ、みすぼらしい感じでした。
オールペンも考えたようですが20万円以上と見積るとあっさり撤回
前後バンパーだけの修理となりました。
バンパーの他、もう一つ驚いたのが、排気音
ブオ~ン、ブオ~ン
とまるでマフラーが付いていない様な爆音に、
さすがにオーナーもいたたまれなかったようです。

下から覗いてみても漏れているところが分らず、
リフトに乗せて、下から覗いても良く解りません。

マフラーを外してようやく全貌が分かってきました。
タイコの前側のパイプが長さ40㎝、幅2㎝に渡って穴があいてます。
タイコに排気が入る前に、音と一緒に殆ど漏れています。
爆音の原因はこの大きな穴でした。

ミグ炭酸ガスの溶接でこの2㎝の穴をギャップ溶接、骨が折れました。
溶接の後、ディスクサンダーで表面を均して、漏れがないか目視で点検
耐熱シルバースプレーをして完成です。

本日納車しました。
外れかけて傷が一杯の前後バンパーを修理して塗装
見違えるようになった愛車を前オーナーには大変満足していただきました。
音も大変静かになって、
「これで近所に気兼ねなく、自慢しながら出入りできます」
ニコットマークも嬉しそう!
数年前、まだこの車が新しい頃、一度板金塗装で修理して久々の入庫でした。
ボデー色の黄色が褪せて、前後バンパーは傷だらけ、みすぼらしい感じでした。
オールペンも考えたようですが20万円以上と見積るとあっさり撤回
前後バンパーだけの修理となりました。
バンパーの他、もう一つ驚いたのが、排気音
ブオ~ン、ブオ~ン
とまるでマフラーが付いていない様な爆音に、
さすがにオーナーもいたたまれなかったようです。
下から覗いてみても漏れているところが分らず、
リフトに乗せて、下から覗いても良く解りません。
マフラーを外してようやく全貌が分かってきました。
タイコの前側のパイプが長さ40㎝、幅2㎝に渡って穴があいてます。
タイコに排気が入る前に、音と一緒に殆ど漏れています。
爆音の原因はこの大きな穴でした。
ミグ炭酸ガスの溶接でこの2㎝の穴をギャップ溶接、骨が折れました。
溶接の後、ディスクサンダーで表面を均して、漏れがないか目視で点検
耐熱シルバースプレーをして完成です。
本日納車しました。
外れかけて傷が一杯の前後バンパーを修理して塗装
見違えるようになった愛車を前オーナーには大変満足していただきました。
音も大変静かになって、
「これで近所に気兼ねなく、自慢しながら出入りできます」
ニコットマークも嬉しそう!
2011年06月13日
笑顔が可愛い
10年ほど前、スバルプレオのシリーズで売り出された車「ニコット」
スバルプレオニコットの作業をしてて、思わず笑っちゃいました。
丁度フロントバンパーを外した所。
名前の通り、にこっと笑ってる
もう10年ほど前の車で、前後バンパーのお化粧直し
綺麗になるのがうれしいような感じでした。
2011年06月10日
プリウスのフロントバンパー
このブログにはお馴染みのプリウス。
それだけ巷に溢れてる車だと実感です。

車のスタートはモーターでスー(無音)で動き出します。
それが今回はアダになった、とオーナーは言っていました。
動き出したのが分らず、固い所に突っ込んでしまったらしい。

軽くぶつかっただけなのに、予想外重症なのでビックリしたそうです。
交換でもかまわないが、出来るなら修理を・・・と依頼です。

ひどくぶつかった様に見えますが、バンパーはフニャフニャ
ぷり薄か!
と突っ込みを入れたくなるほど
通常プラスチックのバンパーは厚いもので5㎜以上ありますが、なんと2ミリ程度の厚み。
このプリウスがと言うより、年々薄くなってきてるようです。
最近ビックリしたのが現行のハイエースのバンパーです。
値段もリーズナブルになっていますが、軽い、薄いで、ボディの保護の役目は全くしていません。
このプリウスのバンパーも同様、修正は簡単でしたが、へろへろになってまるで柔らかいままでした。

それでもだましながらパテを引くまでもっていきました。

なんとかヘロヘロが収まり、完成しました。
次回は修正はできないから、交換にしましょう。
それだけ巷に溢れてる車だと実感です。
車のスタートはモーターでスー(無音)で動き出します。
それが今回はアダになった、とオーナーは言っていました。
動き出したのが分らず、固い所に突っ込んでしまったらしい。
軽くぶつかっただけなのに、予想外重症なのでビックリしたそうです。
交換でもかまわないが、出来るなら修理を・・・と依頼です。
ひどくぶつかった様に見えますが、バンパーはフニャフニャ
ぷり薄か!

通常プラスチックのバンパーは厚いもので5㎜以上ありますが、なんと2ミリ程度の厚み。
このプリウスがと言うより、年々薄くなってきてるようです。
最近ビックリしたのが現行のハイエースのバンパーです。
値段もリーズナブルになっていますが、軽い、薄いで、ボディの保護の役目は全くしていません。
このプリウスのバンパーも同様、修正は簡単でしたが、へろへろになってまるで柔らかいままでした。
それでもだましながらパテを引くまでもっていきました。
なんとかヘロヘロが収まり、完成しました。
次回は修正はできないから、交換にしましょう。
2011年06月09日
オデッセイの修理
「ブログ見ました・・・」と前回の記事の続きのような電話をいただいた、沼津のお客様です。
以前書いた、ヘッドライトの修理の記事を見てのご来店です。
徐行運転中に電信柱に擦っただけなのに予想外の見積り(20万円以上)だったそうです。
ご自分で中古のバンパーと左フェンダーを持ち込みで修理依頼です。
同色の凹み無しの部品でしたので、交換と修理のみの作業となりました。
フロントバンパーを外します。
左フェンダーを外すと、内部が出てきます。
太いフレーム状の骨がグルッとエンジン回りを囲んだ独特の形状。
内部はヘッドライトの取り付け部分が傷んでいる程度でした。
ヘッドライトの修理

HIDのプロジェクトタイプのヘッドライト、
重要な保安部品ですので交換したい所ですが高そうです。
通常上下左右をビスでガッチリ留めてあります。
1か所が折れていて後ろに押し込まれた状態でした。
歯科医の治療でインプラントという金属で固定する治療があります、
まったく別物ですが、イメージはそんな感じ。
ステンレス製の波型針金を、熱を加え、プラスチックの中に埋め込みます。
今回、表裏で計9個で固定しました。
飛び出してる針金部分は切り取り、平らにして埋め込んだ波型だけ残します。
最後に2液混合プラスチック成型材を上から盛って固定をかなり強固にしてヘッドライト修理完成です。
ヘッドライト取り付け部分を板金してから中古フェンダーを取付け。
ヘッドライトは様子を見ながら慎重に取り付けします。
最後にバンパーを取付して、完成です。
塗装が必要な場合は、フェンダーはボディに付けた状態で、ドアやボンネットまで塗装します。
バンパーは塗料に軟化剤を入れて別個に塗装します。
ご本人がオークションで取り寄せたフェンダーで、取り付けると傷がかなり目立ちます。
見積りに入っていませんが、今回は特別サービスでフェンダーの磨き仕上げをしました。
同じカラー番号を揃えたつもりでもかなり違う場合があります。
特にシルバー系は違いが目立ちます。
スリーコートパールのこの色は、回りの色とマッチングが良く、出来はかなり良いようです。
本日納車できました。遠くからのご来店ありがとうございました。
2011年06月08日
お安くと依頼
スズキアルトの修理です
私が留守の時に来てくれたお客様。”紹介で来た”と言ってたそうです。
あ!けっして「イチゲンの客断り」なんて、敷居の高い店ではありません。
敷居なんてありませんから~

「ブログを見てきました」とか電話で「ブログ見たよ」で結構です。
大歓迎をいたします。
今回の紹介で来ていただいたお客様
お任せで安い方法を・・・との依頼です
左前部に衝突、バンパーは傷程度でしたが、ヘッドライトが割れ、
左フェンダーは完全に前から潰れてます。
任せてください、「お安く」は得意です

早速ヘッドライトとフェンダーを解体屋さんから探してきました。
この解体屋ルートが一番安いのでかなりお安くできそうです。
大抵6年以上前の車に限られます。新しい車の部品はほとんどありません。
しかし今は中古パーツの全国チェーン店とか、専門店があり、
部品にもよりますが、80%位のものは揃います。
リーズナブルに済ませたい時は、中古パーツで対応と言ってください。
バンパー、ライト、フェンダーを外します。
インナーパネルが後ろに曲がっています。
板金をしながら、中古フェンダーを仮止めし、マッチングを確認します。
ライトも一度取り付けてみて、隙間調整を行っておきます。
塗装完了時の写真です。
シルバーメタリックの塗装は結構大変です。
フェンダー1枚塗装するのにも、ボンネットとドアの方まで色やクリア塗装をします。
中古のライトも一緒に磨き仕上げ。
黄ばみも取れ、新品に近い感じになっています。
フェンダーとバンパーを塗装しました。
完成です

2011年06月06日
パイプが落ちた
マフラーのうしろののパイプが折れ、突然垂れ下がってしまいました。
ガラガラと音がして気になって緊急入院です。
場所がマフラーの後ろなのでさほどエンジン音は大きくはなっていません。
コウバン荷重というやつでエンジンの振動に耐えきれずちぎれたようです。
乗用車にはありませんが、ジーゼルエンジンを使うトラック、
それも距離を長く乗るトラックには、結構頻繁に起こります。
この車は酒屋さんの運搬車両で遠方の大口のお得意様に毎日運ぶとか。
ジーゼルエンジンの振動に耐えられなかったようですね。
パイプ部分を外して溶接します。
切断面をきちっと合わせます、ここで斜めにつけるとボディに当たったり、面倒なことになります。
慎重に点付けをして様子を見て、そのあと一気に溶接します。
厚さが1.5ミリ位のパイプなので、厚物専用の電気溶接(船など溶接するような)でなく、
薄板専用の電気溶接炭酸ガスシールド溶接で接合します。
ネジでマフラーのフランジ部分に止めて完成です。
エンジンをかけて、排気の漏れがないかチェックします。
溶接しても同じように振動がこの部分にかかるので、使っているうちに溶接した隣の部分が切れてきます。
まあその頃は車も代替えでしょう。
2011年05月31日
バンパーは外れやすい
オーリスに乗るAさん、昨年大修理をしました。
それ以来の修理依頼、いつも綺麗に手入れをしています。
今回は駐車場で知人に当てられたそうです。
知人が払うので、交換でなく、安いバンパー修理の依頼でした。

後ろから当たったのでフェンダーの取り付け部分が剥がれて浮いています。

徐行速度で当たっても剥がれるように、留めてあるのはプラスチッククリップ。
そしてサイド部分のブルーで囲ったサイドりテーナーと呼ばれるプラスチック製のブラケット
このブラケットと、プラスチッククリップがいくつか壊れていました。
以前は衝撃があっても取れないことが前提で、沢山の金属ネジで留まっていました。
もし昔のように金属ネジでとまっていたら、ちぎれていたかもしれません。
しかしこれも程度問題で、10Km以上の速度でぶつかると、
軟弱なバンパーは何の役にも立たず、内部が完全に壊れます。

外して塗装作業(完了済み)です。

サイドブラケットを新品に変え、塗装完了のバンパーを取付。
綺麗に完成です
。早速納車して来ました。
それ以来の修理依頼、いつも綺麗に手入れをしています。
今回は駐車場で知人に当てられたそうです。
知人が払うので、交換でなく、安いバンパー修理の依頼でした。
後ろから当たったのでフェンダーの取り付け部分が剥がれて浮いています。
徐行速度で当たっても剥がれるように、留めてあるのはプラスチッククリップ。
そしてサイド部分のブルーで囲ったサイドりテーナーと呼ばれるプラスチック製のブラケット
このブラケットと、プラスチッククリップがいくつか壊れていました。
以前は衝撃があっても取れないことが前提で、沢山の金属ネジで留まっていました。
もし昔のように金属ネジでとまっていたら、ちぎれていたかもしれません。
しかしこれも程度問題で、10Km以上の速度でぶつかると、
軟弱なバンパーは何の役にも立たず、内部が完全に壊れます。
外して塗装作業(完了済み)です。
サイドブラケットを新品に変え、塗装完了のバンパーを取付。
綺麗に完成です

2011年05月27日
新車ココアの修理
前回、ココアなシールの続きです。
車を持ってきてくれたのはオーナーのお父さん。
娘さんが仕事に忙しかったので代わりに乗って来たのですが。
キーレスエントリーが分らず、苦労したそうです。
そう言えば、このキーレスエントリーは店でも注意が必要です。
ポケットにキーを入れたまま来店する客が、車だけ置いて、帰ってしまったことが何回かありました。
最近は必ず、キーをチェックするようにしています。

3月末に下した新車でまだピカピカ
買換えでなく新規なので、保険も20万円近い金額だそうです。
右リヤドア、右リヤフェンダー、バンパーを擦ってて、若干の凹みがあります。
見積り金額によって、保険の次回割増を計算して判断。
今回は車両保険は使わず、自費での修理となりました。

板金作業⇒パテ引き⇒研磨⇒下塗りサフェーサー⇒傷拾いパテ
この後仕上げ研磨で上塗り作業にかかります。

マスキング作業はまるでラッピングのように車全体を覆います。
そして塗装ブースで塗装仕上げ。

完成です。
周りの新車の塗装に差がないように綺麗に仕上がりました。
本日、洗車後雨の降らないうちにオーナー宅に納車です。
ここでもお父さんが対応、娘さんの車が綺麗に復活で嬉しそうでした
車を持ってきてくれたのはオーナーのお父さん。
娘さんが仕事に忙しかったので代わりに乗って来たのですが。
キーレスエントリーが分らず、苦労したそうです。
そう言えば、このキーレスエントリーは店でも注意が必要です。
ポケットにキーを入れたまま来店する客が、車だけ置いて、帰ってしまったことが何回かありました。
最近は必ず、キーをチェックするようにしています。
3月末に下した新車でまだピカピカ

買換えでなく新規なので、保険も20万円近い金額だそうです。
右リヤドア、右リヤフェンダー、バンパーを擦ってて、若干の凹みがあります。
見積り金額によって、保険の次回割増を計算して判断。
今回は車両保険は使わず、自費での修理となりました。
板金作業⇒パテ引き⇒研磨⇒下塗りサフェーサー⇒傷拾いパテ
この後仕上げ研磨で上塗り作業にかかります。
マスキング作業はまるでラッピングのように車全体を覆います。
そして塗装ブースで塗装仕上げ。
完成です。
周りの新車の塗装に差がないように綺麗に仕上がりました。
本日、洗車後雨の降らないうちにオーナー宅に納車です。
ここでもお父さんが対応、娘さんの車が綺麗に復活で嬉しそうでした

2011年05月03日
連休直前の仕事
もう世間はすっかりゴールデンウイークのお休みモード。
そういう私のお店も連休ですが・・・・・
ただし連休前はちょっと大変です。
作業が連休にかかるのを避けるのか、一週間前は仕事が薄い。
逆に仕事が入っても、部品の調達や作業工程の進行具合など、店側も気になることばかり。
そんな中、いかにも休み前らしい仕事が入りました。
車はサクシード、よくある会社の営業車。
連休み前の1日だけが空いてるので、4月28日の一日限定で作業依頼でした。

右フロントフェンダーが少し凹んでいます。
板金作業中の某板金屋(ドサクサにまぎれて出てます)
車のフロントをジャッキで上げて、隙間を作ります。
フェンダーのアンダーカバーを少し浮かせて、裏からあて盤(かまぼこ状の鉄の塊)
を凹んだ部分に当て、表からハンマリングをします。
微妙で表現は難しいのですが、凹んだ所に裏からあて盤を強く押し当て、回りを表から叩くと、
凹んだ部分が元の形に戻ってきます。
手で表面の感触を探り、目で透かして見ながらの微妙な作業です。

左は板金作業終了ごサンダーを当ててハンマリングで傷んだ塗装面を削ります。
右はポリパテを付けた所です。
この作業は板金担当の場合もありますが、今回は塗装部門にお任せです。

仕上げのパテの研磨後、下塗りのサフェーサー塗装をします。
サフェーサー部分を水研ぎで滑らかになったら、塗装工程ですので塗装ブースに移動。
塗装のた右フェンダー以外は車丸ごとマスキングです。
たったフェンダー一枚でもこのように全体を包みます。
塗装中のスプレーミストが他の部分に付着するのを防ぐためです。

塗装中は写真は撮れませんので、塗装直後、すぐに遠赤外線ヒーターで乾かしているところです。
この遠赤外線ヒーターはかなり強力で、鉄板の内側から温めます。
わずか数時間でも表面は硬化します。
完全硬貨ではありませんが急ぐ場合は絶対に必要な道具です。
塗装ブースはイオン付加式なので埃はあまりつきませんが、
それでも微妙なチリ除去と塗装肌の均一化のため軽く磨き仕上げをします。

埃や磨きカスを洗い流して完成です。
朝一番で入庫後、ずっとかかりきりで夕方、この車の会社に納車完了です。
これで連休にスッキリと入れました、どうもありがとうございました。
そういう私のお店も連休ですが・・・・・
ただし連休前はちょっと大変です。
作業が連休にかかるのを避けるのか、一週間前は仕事が薄い。
逆に仕事が入っても、部品の調達や作業工程の進行具合など、店側も気になることばかり。
そんな中、いかにも休み前らしい仕事が入りました。
車はサクシード、よくある会社の営業車。
連休み前の1日だけが空いてるので、4月28日の一日限定で作業依頼でした。
右フロントフェンダーが少し凹んでいます。
板金作業中の某板金屋(ドサクサにまぎれて出てます)

車のフロントをジャッキで上げて、隙間を作ります。
フェンダーのアンダーカバーを少し浮かせて、裏からあて盤(かまぼこ状の鉄の塊)
を凹んだ部分に当て、表からハンマリングをします。
微妙で表現は難しいのですが、凹んだ所に裏からあて盤を強く押し当て、回りを表から叩くと、
凹んだ部分が元の形に戻ってきます。
手で表面の感触を探り、目で透かして見ながらの微妙な作業です。
左は板金作業終了ごサンダーを当ててハンマリングで傷んだ塗装面を削ります。
右はポリパテを付けた所です。
この作業は板金担当の場合もありますが、今回は塗装部門にお任せです。
仕上げのパテの研磨後、下塗りのサフェーサー塗装をします。
サフェーサー部分を水研ぎで滑らかになったら、塗装工程ですので塗装ブースに移動。
塗装のた右フェンダー以外は車丸ごとマスキングです。
たったフェンダー一枚でもこのように全体を包みます。
塗装中のスプレーミストが他の部分に付着するのを防ぐためです。
塗装中は写真は撮れませんので、塗装直後、すぐに遠赤外線ヒーターで乾かしているところです。
この遠赤外線ヒーターはかなり強力で、鉄板の内側から温めます。
わずか数時間でも表面は硬化します。
完全硬貨ではありませんが急ぐ場合は絶対に必要な道具です。
塗装ブースはイオン付加式なので埃はあまりつきませんが、
それでも微妙なチリ除去と塗装肌の均一化のため軽く磨き仕上げをします。
埃や磨きカスを洗い流して完成です。
朝一番で入庫後、ずっとかかりきりで夕方、この車の会社に納車完了です。
これで連休にスッキリと入れました、どうもありがとうございました。
2011年04月25日
代車特約付き
綺麗に丁寧に乗っているトヨタラウム、当店近くのオーナーの車。
車両保険での修理で、代車特約が付いていました。
当店にも代車はありますが、折角だからとレンタカーを手配です。
最近の保険はいろいろなものがあって、「示談交渉付き」なんて保険もあります。
これは専門の弁護士さんが事故を起こした場合など、相手と対応してくれる保険です。
特約ですから、当然余分に保険代はかかります。
修理自体大したことはありません。
黒ペンの場所、リヤバンパー交換、左リヤフェンダーの板金塗装、ホイルカバー交換です。
板金塗装はこの部分だけ。
ただしメタリック塗装なので、結構広い面積の塗装となりました。
最近当店も自粛ムードのせいか、仕事が薄い。
この程度ですと、あっという間に仕上がります。
土曜日の雨の中で洗車をして完了です。
納車が遅かったので、代車のレンタカーは今日、月曜日まで借りることになってしまいました。
土曜日のうちに返したかったのですが、2日余分に借りたことになりました。
損したわけではありませんが、貧乏性なんでしょうね

2011年04月22日
メタリック塗装
車はワゴンR メタリック塗装の作業です。
場面は損傷を受けた左リヤドアを新品パーツに交換して塗装を始めるところ。
取り付ける前に、同色で一度下塗りをしてあります。
データで軽量調色により合わせた塗料、それでも若干前後のパネルと色が違います。
この段階で仕上げ塗料は微調整して、ピタリと合わせておきます。
それでも交換したドアだけ区切って塗装を仕上げると、違ってきます。
それはメタリックの特性で、前後のパネルのメタリックの光の方向性を合せなければなりません。
その為に、前後のパネルも途中まで色を付けます。
そして最後の仕上げの色なしのクリア塗装はキッチリ3枚塗装します。
マスキングをしたところ。
商品のパッケージのように完璧にグルグル巻きにします。
今の塗料は硬化剤が入るため、時間が経てば新車の塗装の焼付け塗装のように2Hの硬さになります。
しかし硬化するまではベタベタしてるので、ホコリが付くと取れません。
この部屋は塗装ブース、天井からフィルターを通した綺麗な空気を送ります。
その時イオン発生装置を通るのでイオンシャワーブースと言われます、
イオンの特性でホコリが付きにくなります。
塗装時発生するスプレーミストが交じった汚れた空気は前側のフィルターを通して奥に引き込みます。
最終的には建屋の上から排出されます。
塗装が終わり、塗装ブースから戸外に出した所。
しばらく天日干しした後、一晩おきます。
翌日、遠赤外線ヒーターで完全硬貨させた後、軽く磨いて塗装作業は完了です。s
元のドアのガラス、ゴム、ロック、配線などを取付して、ドア交換の完成となります。
2011年04月20日
バイクが追突
知り合いの依頼で、2輪車で追突した車の修理をしました。
話ではバンパーに当たったと聞いていましたが、バイクにしては予想外バンパーが割れるほどの追突です。
でもうまく当てたのか、車体には傷がありません、バンパー交換のみですむ・・・・
と思いきや、テールランプに傷がありました。
自損事故ならそのままですが、弁償の場合は完璧に元通りにするのが大原則。
バンパーを外し、内部を注意深く点検・・・大丈夫のようです。
右は交換したバンパーとテールランプ。
バンパーは塗装済みの新品部品がありそのまま交換です。
スズキ系バンパーの部品は原則、塗装をしてありませんが、
この車の場合パールと白は存在するようです。
完成です。明日直接オーナーのお宅に納車します。
当ててしまった私の知り合いも、気持ちがすこし収まるでしょうね
2011年04月17日
オデッセイのバンパー
法人のお客様の社員の方が見え、修理依頼です。
車は自家用のオデッセイ、見積りをお伝えして、1週間後作業することになりました。
バンパー前後の修理です。
左後ろ部分が凹んでいます。
この後、外して100度以上の熱を加え、変形を裏側から戻します。
右の写真は修正後、パテを引いて表面を滑らかにします。
この逆アール上の所は難しい作業です、かなりの熟練を要します。
フロント部分は下側、よくある傷です。
駐車場の車止めブロックでこすったようです。
リヤバンパーは全面塗装ですが、この部分は取付たまま補修(部分的)をします。
いつもは板金専用に使うリフトですが下側の作業の時は塗装部門でも使います。
1m以上に上昇するので、丁寧な作業が可能です。
境目もあまり目立たず、綺麗に完成です。
リヤバンパーも塗装完了後、取付しました。
こちらも心配した逆アールの形状がほぼ正確に復元できました。
完成後連絡先の携帯電話に連絡しましたがつながりません。
昨日は土曜日、先方の会社はお休みのようでした。
車は個人のものですが、営業用の電話らしく、留守電になっていました。
納車は月曜日に延期となりました(残念!)
2011年04月13日
作業の逆再生
初めてのお客様
ブログを見て来てくれたのか、聞き忘れましたが、直接来店で見積りだけををしました。
そして一週間後、作業開始となりました。ありがとうございました。

メタリックカラーの場合、かなり広く塗装します。
計量調色でデータで色を作り、太陽光の下で微調整して色を合わせます。
調色で重要なのが、メタリックのベースとなるアルミの粉。
荒目から細目や他の要素など、数種類あり、その量によっても光具合などに差が出ます。
写真なのでちょっと実際と離れている感じもありますが、このデミオのカラーはかなりメタリックが表に出ます。
今回は作業工程を逆戻りで再生します。

左は塗装作業直後、リヤフェンダーは屋根近くまで塗装します。
右はその前作業、下塗り時点。
左はパテを削り成型した後。
右はその前パテを盛り付け。

板金直後
リヤフェンサーはタイヤハウス以外は傷だけでしたので、
私の担当した板金はこの程度の少しだけ(-_-)zzz
ブログを見て来てくれたのか、聞き忘れましたが、直接来店で見積りだけををしました。
そして一週間後、作業開始となりました。ありがとうございました。
左リヤドアと左リヤフェンダーの板金塗装、完成しました
メタリックカラーの場合、かなり広く塗装します。
計量調色でデータで色を作り、太陽光の下で微調整して色を合わせます。
調色で重要なのが、メタリックのベースとなるアルミの粉。
荒目から細目や他の要素など、数種類あり、その量によっても光具合などに差が出ます。
写真なのでちょっと実際と離れている感じもありますが、このデミオのカラーはかなりメタリックが表に出ます。
今回は作業工程を逆戻りで再生します。
左は塗装作業直後、リヤフェンダーは屋根近くまで塗装します。
右はその前作業、下塗り時点。
左はパテを削り成型した後。
右はその前パテを盛り付け。
板金直後
リヤフェンサーはタイヤハウス以外は傷だけでしたので、
私の担当した板金はこの程度の少しだけ(-_-)zzz
2011年04月12日
運転次第で
最近街中でも増えてきた、プリウス
当店でもだいぶ増えています、とはいっても大きな修理は殆ど無し。
私の想像するのに、出だしがモーターなのでスー~と出て行くからなのではと思っています。
バック時も同じ、私が乗ってもガソリン車のように急加速、急発進する気になりません。
運転席の表示に燃費表示があったりするので、おとなしい運転になるのでしょうか。
でもやはり、車は機械、道具です、運転手であるオーナー次第。
プリウスと言えど魔法の車ではありません。
ハンドル操作を誤ればこのように破損します。
車の左後ろ、右ハンドルから見たこの位置が一番見ずらい所。
左に首をひねり、そして右に首をひねらないとこの場所の正確な情報は得られない。
ましてやスローで動きながらとなると、やはり怖い所です。
運転手さん、次回から気をつけましょうね
2011年04月08日
巡り巡って
先日見積りに見えたお客さん。
「知人が安い店と紹介してくれたので、見積ってください」
「ありがとうございます、どうされました?」
「自転車が倒れてバックドアがへこみ、リヤバンパーが傷がついたので」
「それじゃあ、弁償してもらうのですね?」
「少しだから自分が我慢しようと思ったけど、買ったばかりの車だから綺麗にしておきたい。」
「消費税を含め○万○千円になります」と私が見積りを提示すると
「何件か見積りをとったけど、一番安いからお願いしようかな」とニコリ

「弁償だけど同じ会社内の人でパートのおばちゃん、弁償すると言ってるんだけど、
毎日顔を合わせるので、なるべく負担が少なくしてあげたいので。」
弁償なら、何処でも良いような気がしてましたが、複数の見積りをする理由がありました。
同じ会社の人の弁償となるとやはり慎重になります。
「でしたら、板金塗装はバックドアだけにして、リヤバンパーは磨き仕上げで行きましよう
塗装しなくてもほぼわからない程度にバンパーは仕上がりますよ」
そんな訳で、商談成立です。
写真は塗装が終わり、乾燥後、マスキングを外し始めたところ。
ご本人も、弁償者も、当店も三方が満足の仕事となりました(^^♪
2011年03月23日
ドアが開かない
1か月ほど前、軽く追突されて、バックドアの交換をしました。
先日突然の電話
「交換したバックドアが開かないので見てください。」
すぐに来店していただき、内張りを外し、中から直接ロッドを動かそうとしたが反応がない。
開かない理由は、
1.ドアハンドルから伸びてるロットの外れ(一番怪しい)。
2.ロックのネジの緩み。
3.ロックそのものの故障
1と2は目視で正常を確認、残りはロックの故障しかない。
バックドアがへこんで交換したが、ロックは交換しなかったのが、
そこが傷んでて時間の経過と共に壊れた、と判断です。
そのまましばらく乗ってもらうこととし、ドアロックの部品を取り寄せた。
直接見える場所にロックが取り付けてないので、新しい部品で確認しようと考えた。
そして今日再度来店の日
新しい部品を見ながら、手探りでレリーズレバーを見つけ、押すが反応がない。
後ろでは心配そうなオーナーが見守る中、悪戦苦闘1時間近く。
夕方になってしまったので、預かることとし、代車に乗って帰っていただいた。
オーナーがいなくなれば少々の荒いことも・・・・・
ガタガタゆすったりしていると、なんと突然開いた。
理由も判らず開いたのでビックリ、ロックの部品を取り出してみます。
物事には必ず理由があります。
レリーズレバーの作動する空間にプラスチックが挟まっていた。
ゆすったことによって、挟まった物が動いたので開いたようです。
おそらくドア交換で、部品を箱に入れておいた時、外したロックに挟まっていて、そのまま取付。
それが突然動いて、レリーズレバーの作動部分にハマったのが原因でした。
帰ったばかりなので、慌ててオーナーに電話、戻っていただきました。
心配顔のオーナーもようやく安どの顔。
納車した時はもう暗くなり始めていました。
もしどうしても開かなければ、最悪の場合ドアの外側から切って開けて、再度のドア交換
部品代、交換の手間、塗装、ガラスの組み換えで軽く10万円オーバー
当店で作業したあとに開かなくなったのですから、当然ながら費用もこちら持ち。
冷や汗もののクレーム作業でした、よかった!よかった!