2009年06月12日
Past machines
清水港の一番奥にある遺跡のような物。海面に突き出た係留柱で、この列が横に10列近く整然と並んでいます。
シルエットは機械のようでこの写真に「Past machines」と名前を付けました、これも私にとって静岡的風景です。
かつて洋材が沢山輸入され、港の一番奥のこの場所に浮かべて係留されていました。
私の子供の頃はこのあたりは大きな材木で全て海面は埋まっていた。
そして順番に、イカダ状に数本づつ組まれ列車のように数列数珠つなぎにされ、船外機がセットされ、移動する。
港内に流れる巴川を、先頭に人が乗りさかのぼる、川沿いの合板会社に運ばれるのです。
私の記憶では平成の時代になっても川を移動する大きなイカダを見たことがある。
今はその役目を終え、無用の長物になり、水鳥の足休めの場となっています。
夕方、静かにたたずむ係留柱はまさに遺跡。
釣り人も散歩の親子連れも皆、夕日に染まり、ここだけゆっくりと時間が過ぎていくようでした。
2009年06月12日
夜明けの興津川河口

明け方の興津川河口、釣りをする人達が小さく写っています。
夜が明けかけて朝焼けで空が茜色に染まってきた。
左に見える薩唾峠はまだシルエットだが、遠く富士山は白んできている。
秒単位で景色が変わって、その都度良い絵になってくる。
ワクワクする瞬間でした。
家に帰って気が付きましたが、この版画とダブっている。

歌川広重の五十三次「興津」の版画、左の岩が多分薩唾峠
江戸時代の東海道は興津川に橋が無く、籠か自力で渡ったらしい
版画では西に旅をする人がかごに乗っているが、
東の江戸方面に行くには、江尻(清水)から海岸沿いの松林を進み、この興津川を渡り、
そこからは海岸は切り立った岩で、左の薩唾峠を昇って由比に抜けて行く。
昔の旅人は写真のような景色を見ながら江戸を目指した。
その時の旅人と同じ景色を見てる。
そんなことを思いながら、江戸時代に思いをはせると、不思議な気持ち。